るるみマウスストーカー

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最近読んだ本見た映画

さいきんみたものまとめです。なんか支離滅裂ですみません。ちっさい感想です。

映画

RRR

おもしろかった、インド映画をはじめてちゃんと見た。

今まではお気に入りのカレー屋さんのテレビで、タイトルもしらない、なんとなく流れてるインド映画を少し見たくらいだった。

 

ちょっと断片的なことしかかけないんだけども。

演出が良いし、タイトル回収のやり方も面白い。神話モチーフもかっこいい。

英国に統治されたインドという結構シビアな舞台を描きつつも…しっかり大爆発シーンもあるんで(ここ重要)嫌な感じもしないし(するシーンはあるけど)ただラーマとビームがかっこいいなと感じた。

話の緩急があって最初から最後まで見てて退屈しないなと感じました。

ありえんだろ!!ってくらい強いのが安心する。

途中はラーマとビームの関係がこわれちゃう…こわれちゃう…と思いながら見てたけど…。

序盤の残酷シーンに対する復讐のセリフ回収も良いですね。

ちょっともう一回みても良いかなと思ったので再度レンタルもしくは購入予定です。

フォロワーの子で、何回もRRRをみてる子がいて、気持ちがすごいわかるなっておもった。

呪術廻戦0を12回見てる場合じゃなかった。(あれも良かったけども)

 

バーフバリ(前・後編)

同上、ラージャマウリ監督の2017年ぐらいの映画。これも面白かった。これも神話モチーフ。

ややこいので、バーフバリと呼ばれる人をアマレンドラ(パパ)とマヘンドラ(息子)と書く。

後半みたあとにまた前半みても面白いかもと思った。なんかマヘンドラが全体的に活躍するのかとおもったら違った。

アマレンドラとデーヴァセーナが一緒に6本の矢を射るシーン、あれかなり美しいですね。ポスタービジュアルにもなってますけども。

Blueskyに書いたことと同じことを書くが…。

アマレンドラとデーヴァセーナが船に乗りクンタラ王国からマヒシュマティ王国に向かう時、二人揃って青い服を着ていました。インドでは青ってとても大切な色で、だからよく見るインドの絵には青い肌の神様がいたり、インドを語源とするインディゴという色があったり…。調べてみたらいろんなことを知った。

RRRでは気が付かなかったんですけど…ラージャマウリ監督は、映像で心の色を描くのがすごい達者だなあと感じました。

ちょっとこれももっかい見たいな。

成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)

話題になってたので。

「教室感」というか、「学校感」というか…学校が舞台の話をひさびさに見たけども。

学生時代を経験してますので、馴染みがあるのでさくさく読めたしテンポよくて面白かったですね。

自分が西武大津店に馴染みがあったらもっときっと楽しめたんだろうなと思います。閉店したところでいうと、千葉パルコみたいな感じなのかな。想像するとアツい。

できることもできないことも、口にして、行動してく成瀬かっこいい。

そんで叶えてることもあるんだもん。かっこいい。

こちらの成瀬シリーズ、続きがあるようなのでこれも読んでみようと思いました。

 

黄色い家(川上未映子)

超不穏でした。かなーり長かったです、話もしんどいです、でも読む手をとめられず。

すごい面白かったです。

舞台が繁華街なのもあり、関係性もダークだなと感じたけども、黃美子さんや、主人公の花にとっては生きてくための場所なんだなと感じました。

繁華街やお店で出会った、桃子と蘭も、悪い子じゃないんだろうけど一人ひとりどこか欠けてて…。

 

正しいことをしているわけじゃない。でも決して間違っているわけではない。

 

生きるために家を出て、生きるために水商売をして、生きるためにお店をやって、やっといいところまできたのに、お店をやめなきゃいけなくて…。そこから、心臓がえぐれそうなほど、ドキドキするような悪いことに手を染めて…。

もうひたすら生きていくための手段。

調子が上がってくるとすぐ何かしらあったりして……情緒が揺さぶられました。

若いからこそや、精神的に未熟な部分があるために起こった過ちみたいなものも、すこしずつボタンを欠け違えていくような、不安に襲われていきました。

でも、主人公の花は、「青春」とか、幼い時の「良い思い出」とか、「助けてくれた」恩とか、そういうものを大事にしたい人なんだなとおもった。そこだけが彼女のなかでずっとキラキラしてる。

かなり長いんですけどおすすめです。

 

サファイア(湊かなえ)

面白かったですね。情報の出し方がきれいな、とんでもない数々の叙述トリック。

短編集なのですが、特に自分的に良かったタイトルは、「真珠」「ムーンストーン」「サファイア」「ガーネット」です。

真珠は状況がどんどん明かされていったのが面白かったです。スポットライトがあたってて、それ以外は周りが見えないけど、だんだんうすらぼんやりしてきて、うわ。ここだったのか…。みたいな。ちょとうまく言えないんですけど。

ムーンストーンは友情のお話です。回想がメインです。

仲良しグループでただ一人、自分だけがお土産をもらえなかった…。という状況で、お土産をもらえた同じグループの明るい女の子が、もらえなかった子と一対のピアスを1つずつわけあったシーンが印象的で、こういう人に救われる気持ちがわかって、感情移入してしまいました。

 

サファイアとガーネットは続き物なのですが、すごく面白かったです。

「サファイア」の最初は旅のお話で、なんて素敵なんだとおもったけども、中盤から嫌な予感がしてきて、「ガーネット」の最後できれいに終わりました。

指輪、カバン、旅などのキーワードが全部伏線になってて、気持ちよく回収していった感じです。真相がわかってスッキリ終わるわけじゃないんですけど、救いが有るようなエンドですね。

対になる青・赤なのもきれいなタイトルだと思った。

以上です。まとまらないけど。またかくかも。